2016年5月3日火曜日

稽古場便り~ゲネプロ編~

怒涛の稽古期間も佳境を迎えた4月後半、稽古日の間を縫うようにしてゲネプロ(本番仕様の稽古)を行いました。

毎年お世話になっている西東京市のホールでは「躍るごんぎつね」「冒険西遊記」「子象物語」のゲネプロを実施。



特に4月16日の「躍るごんぎつね」ゲネプロは、新人たちが照明効果を初めて見られる機会だったので、役者とともに舞台を演出する照明操作の面白さ・難しさを感じられたようでした。






稽古場ではなく、広い舞台のスケールでお芝居をするとどのように客席に届くのか、2つの班で見合うこともできました。
袖からの歩数の計算、出ハケ(登場と退場)の位置の確認、扱う大道具のスムーズな転換…と、頭はフル回転。



また、今年のゲネプロではもうひとつ、嬉しい会場が。
都内の小学校さまが快く体育館を使用させてくださり、土日を利用した学校でのゲネプロが実施できたのです。
本番の公演先と同じ、学校の体育館でゲネプロをできることはとても有り難いこと。
おかげ様で公演へ向けて、よりはっきりとした感覚をつかむことができました。



翌月曜日には、そちらの学校さまで「オズの魔法使い」の演劇鑑賞会。
お礼として、無料実施させていただきました。低学年・高学年の2ステージ。
2班別々のキャスティングでの舞台は、2公演とも観てくださった先生もいらっしゃり、その違いもお楽しみいただけたようで幸いでした。
何より、元気いっぱい豊かなリアクションをしてくれた子どもたち。旅公演に向けて背中を押してもらいました。
今回、お忙しい中でこちらの提案をご検討くださり、実施実現に向けてご尽力くださった先生方に、心より御礼申し上げます。


汗をかくのも涙を流すのも、観てくださる方の心に何か届けたいと思えばこそ。
稽古期間で得たもの、掴みかけていることを少しずつ力に変えて、2016年、公演地に向かって参ります。
皆さまにお会いできる日を楽しみにしています!